説明
福島県会津地方に伝わる伝統的工芸品『会津塗』は、室町時代に漆の木の植樹を奨励したことに始まり、安土桃山時代にその技法が広がったといわれています。その長い歴史と美意識を現代に受け継ぐこの椀は、美しい形や堅牢性が魅力。材料に使われる木材は、おもにカツラやトチを中心にケヤキ、メープル(カエデ)、クルミ、サクラまで多彩。製材された木板は、屋外で約3カ月乾燥させます。乾燥後は荒削りし、さらにおが屑やチップで3日間ほど燻します。荒削りの丸物を専門の職人が轆ろくろ轤を使って成形しますが、くりぬきといわれる内側を削る作業では、「倣い刀」という鉄製の特殊な道具を使い、この刀に沿って手を動かし成形していきます。季節の炊き込みご飯や汁物などを盛りつければ、季節とともに木の風合いを楽しめる、他の漆器にはないオリジナリティあふれる魅力を存分に感じていただけることでしょう。
■商品情報
●セット内容/ボウル2
●サイズ/約高さ6.8×径12cm
●素材/天然木(山桜)ウレタン塗装
●日本製
■コメント
手作り品・天然木の為、色・木目・木肌・節目の出方・サイズが異なります。